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POLA GINZA

Window Exhibition


2020.2.20-5.25
The science of patterns

連続する世界の構図化

Hiroko NAKAJIMA

ARTIST
STATEMENT

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The Science of Patterns

by HIROKO NAKAJIMA

For several thousand years, in its attempt to understand the fundamental principles of the world through science and culture, mankind has discovered countless rules and patterns pertaining to the properties of surrounding materials and their complex relationships. The world is made of numerous patterns and sequences, which make up different orders. 

 

I see myself, I'm pattern explorer, also an Artist who strongly interested in Pattern and surface. Currently, there has been no attempt yet to convert mathematical continuity into repetitive textile patterns. Hence the importance of my works, aiming at deepening this relationship between science and a new form of repeating expression.


 

我々人類は数千年の間、宇宙/世界の基本的な働きを学問や文化を通じて理解しようとし、周囲の物質の特徴や複雑な関係について数々のルールやパターンを発見してきた。

 

目に見えないミクロな幾何(図形)構造が、我々の目に見えるマクロの連続的な自然現象となって現れるように、世界は多数のパターンから成り立ち、そこには多くの秩序が存在する。それらに法則をみつけ解明を務めてきた学問が数学である。

わたしの作品は、その連続的な現象からインスピレーションを受け、数学的公理、数理モデルなどの人工的な形態を再構築し、「連続模様」として表現している。しかしそれらは全てが理論に還元せず、幾何的な厳密さの緊張と、感覚のリズムを重ねることで新たな視覚表現として提示し、「連続する世界」を構図化している。

連続模様は形の「集合」と言うことができる。集合の概念とはその意味する通り「ものの集まり」のことであり、一つの「形」があるルールの中で連続するとき、面を構成した「模様:パターン」となって現れる。

その連続する現象こそが私の創造の根幹である。

Hiroko Nakajima

中嶋 浩子

 

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