About
1981年東京生まれ。武蔵野美術大学テキスタイル専攻科で連続模様の面白さに出会い、ドイツ、ゲッティンゲン大学数理研究科にて「見えない部分を構成するもの」を概念数学の世界に見たことで、連続模様(パターン)の背景にある数学的なシステムに魅了され制作を続けている。幾何学的形態や文字をシンボル化し、連続的な規則性の中に「間」や「ズレ」を直感的に加え独自に「CONTINUUM」として表現している。テキスタイルのみならず、インスタレーション、平面、立体作品のアートワークから、デザイン、建築プロジェクト等様々なメディウムでの作品制作に取り組み、領域を横断して「連続する世界」を展開している。近年の展覧会に「CONTINUUM| この世界を構成するもの」(2021年 ポーラ美術館 アトリウムギャラリー)がある。
中嶋 浩子
Hiroko NAKAJIMA
Artist/Designer
武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業
2014年よりアーティスト及び、召喚研究員としてドイツ、フィンランド、フランスにて研究滞在
ドイツ、ゲッティンゲン大学数理研究科にて「数学的形態とテキスタイルにおける連続模様の研究」を軸に数学の学術資源「数理模型」をもとに制作した連続模様シリーズ <MATHEMATIQUE>。日本語オノマトペを図形化し連続模様にした<Onomatopée> の制作を通じて、連続する世界をテーマに模様(パターン)の制作、及び研究を続けている。
-助成金
ポーラ美術財団若手芸術家在外研究助成
野村財団 美術部門研究助成
---Research and Works
-Research Fellow
Georg-August-Universität Göttingen Mathematical institute, Göttingen, Germany, 2014-2016
Staatliche Akademie der Bildenden Künste Stuttgart, Stuttgart, Germany, 2015-2016
Finnish Museum of Natural History, University of Helsinki, Helsinki, Finland, 2014-2015
-Guest Researcher
Institute Henri Poincare,Paris,France, 2016-2016
---Fellowship/Grant
Fellowship/Grant, POLA ART FOUNDATION, in Japan, 2014-2015
Fellowship/Grant, NOMURA FOUNDATION, in Japan, 2016-2016